表現技術

10項:空間表現

空間は三次元の世界です。目に見えませんが確かに存在しています。間と言う言葉があります。間はモノとモノを結び付ける役目をします。 この間が空間です。写真撮影で空間を表現するには主役(被写体)を脇役にして、脇役(空間)を主役にします。被写体に執着すると空間は撮れません。

桟橋のシルエット NY.USA     P. 植村正春

祭りの午後 成田山 千葉県       P. 内山昌一

ニューヨーク USA          P. 植村正春

観覧車 横浜市 神奈川県        P. 植村正春

ルーブル美術館 パリ フランス     P. 植村正春

ホノルル ハワイ USA        P. 植村正春

11項:時間表現

絶対時間を撮る写真に過去や未来を写す事はできません。感じてもらう写真です。 撮影方法として、動きの形(フォルム)を撮る、質感や退色で「懐かしさ」を感じさせる、世代や歴史を超えた過去は、 風化や地層の変化を撮るなどが考えられます。どの方法であっても時間を感じてもらわなくてはなりません。

時間のフォルム パリ フランス     P. 植村正春

モノクロ写真 千葉県         P. 仲村八重子

がれきの窯元 栃木県          P. 植村正春

セピア調 パリ フランス        P. 植村正春

レンガの建物 東京都          P. 元澤綾子

製糸工場の歴史 長野県         P. 深見君江

手相占い 東京都   P. 井堀達也

蒸気機関車 福島県  P. 古川博人

映画の看板 東京都  P. 執行 衛

石仏 神奈川県    P. 植村正春

ウエーブ ユタ USA         P. 植村正春

コロラド川 アリゾナ USA      P. 植村正春

12項:感覚・感情の表現

感覚や感情には形がありません。それは人の体や心の中にあるからです。感覚は五感です。人同士は共有する感覚があります。 痛みや思いやりの心で被写体に接する事が大切です。

感覚表現(五感の応用)

いない いないバー 長野県       P. 野末三千江

燃える秋 東京都            P. 植村正春

雪深深 新潟県             P. 新田正義

ランデブー 長野県           P. 井堀達也

静寂を切る 長野県           P. 植村正春

厳冬の氷柱 栃木県           P. 植村正春

感情表現(心を結ぶ)

感情には感情を持って被写体に接して、感情を引き出さなければなりません。自然も同じように美しさや厳しさがあります。 良き出会い(チャンス)は五感を研ぎ澄まし、感情を高めて感じ撮るものです。

ママにもあげる。 千葉県        P. 大岩一中

娘の門出 東京都            P. 植村正春

ナムナム・・・。千葉県         P. 古川博人

夢中 東京都              P. 植村正春

ウーン・・・いい湯だ! 長野県     P. 植村正春

風(時の流れ) 長野県 P. 辻 三郎

13項:モノクロ写真(白黒)

モノクロ写真は、古い写真技術の一つです。今日ではPCがモノクロ写真に変換してくれます。モノクロ写真には「静止した時間」として心に残ります。 また、本物を感じさせてくれる写真でもです。

つぼ 益子 栃木県           P. 植村正春

窯元 益子 栃木県           P. 植村正春

木組みの民家 イギリス         P. 植村正春

かごを編む 群馬            P. 西垣享子

湖畔のボート カナダ          P. 植村正春

ウエーブ アリゾナ USA       P. 植村正春

14項:見せ方・読ませ方・伝え方

写真の原点である「伝える」をどのように表現するかが「見せ方」であり「読ませ方」です。メッセージは想像させる力とメッセージ性が求められます。 写真に題名が付くとより印象的になります。

①見せ方(写真の面白さが大事です)

ハニカミチンドン屋            P. 熊谷隆雄

ハイ アーン               P. 植村正春

②読ませ方(会話や雰囲気が想像できる写真)

祭りの午後                P. 内山昌一

きれいですねー              P. 深見君枝

③伝え方(メッセージを伝える写真)

農業を伝える               P. 山﨑克己

産業遺産を伝える             P. 深見君枝

15項:合成写真

合成写真を写真とするか議論の分かれる所です。この本ではフォトアート(芸術写真)と呼ぶ事にします。写真を使って表現する方向は同じです。 2枚以上の写真を合成して1枚の写真にする事はフォトコラージュとして古くからある技法です。今日ではPC(コンピュータ)が簡単に合成してくれます。 また、色や形を極端に変えることができます。写真は事実を記録する中で発展してきた歴史があり、PC合成写真は新しい表現法として確立するでしょう。

①撮影時に二重撮りする。(フイルム映像)

銀座の夜景 東京都           P. 植村正春

湖畔の恋人 スイス           P. 植村正春

②PCで合成した写真。(デジタル映像)

スイセン 千葉県           P. 大田けい子

渦巻き 千葉県            P. 大田けい子

16項:心象風景

心象風景は写真家の感性そのものです。表現技術で教えることできません。むしろ、撮影者が納得する写真に仕上がっているかです。 写真は常に写真家の心を表します。正直に風景を切り取る事で鑑賞者にも想いが伝わると思います。

子宝 千葉県             P. 大田けい子

おはよう 長野県            P. 山上善雄

夏の日差し 千葉県          P. 大田けい子

ぐるぐる花火 千葉県          P. 山﨑克己

大物 茨城県              P. 鈴木通夫

今日の思い出 ロサンゼルス USA    P. 植村正春

17項:写真力とは

万物は一定の方向性があり時間の中に存在しています。生物には生命力、自然にはエネルギーがあります。 これを写真に記録できれば、写真は自ら「力」を内在する事になります。これを伝える力(メッセージ)として 表現できれば写真力につながると思っています。

●自然のエネルギー

火山 鹿児島県             P. 植村正春

波パワー 千葉県            P. 山﨑克己

●生物の繁殖力

越冬  長野県             P. 植村正春

発芽 長野県             P. 亀山佳代子

●人間の希望・夢

希望 ボルネオ島            P. 植村正春

希望 ウイグル自治区 中国       P. 植村正春

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